日本からカナダへスマホを持ち込む方法と注意点【SIMロック・通信規格】

2025年2月16日

カナダへ留学、ワーホリ、もしくは移住を検討している方にとって、「スマホをどうするか」は重要な問題です。新しく現地で買うのか、それとも日本から持ち込むのか…。結論から言うと、日本のスマホをカナダで使うことは可能ですが、いくつかのポイントに注意が必要です。

この記事では、スマホをカナダに持ち込む際の方法や、SIMロック・通信規格といった技術的な問題、実際の手続きなどをわかりやすく解説します。

*本記事にはプロモーション内容含まれております。

なぜ日本のスマホをカナダで使いたいのか?

まず、そもそも日本のスマホを持ち込んで使いたい理由には以下のようなものがあります。

• 使い慣れた端末をそのまま使いたい

• カナダでの端末購入コストを抑えたい

• 日本のアプリや設定環境を維持したい

特に最新モデルのiPhoneやAndroid端末を持っている場合、カナダでも十分通用する性能があるため、わざわざ買い替えるのはもったいないという声も多く聞かれます。

スマホをカナダで使うための前提条件

日本のスマホをカナダで使うには、以下の3つの条件をクリアしている必要があります。

1. SIMロックが解除されていること

日本で購入したスマホには、キャリアによるSIMロックがかかっている場合があります。SIMロックとは、特定の通信会社のSIMカードしか使えないように制限されている状態です。

• 2021年以降に購入したスマホは基本的にSIMフリーですが、念のため確認しましょう。

• ロックがかかっている場合、契約していたキャリアのマイページや店舗で無料で解除できます。

2. 対応する通信バンドを持っていること

スマホは通信周波数(バンド)が国ごとに異なります。カナダの主要キャリア(Rogers、Bell、Telusなど)が使っているLTE/4Gバンドに、日本のスマホが対応しているかを確認しましょう。

• iPhoneは比較的多くの国に対応しており、カナダでも使いやすいです。

• Android端末の場合、モデルによって対応バンドが異なるので注意が必要です。

確認方法は・・・

機種名 +「対応バンド」で検索し、カナダの主要バンド(例:Band 4、Band 7など)に対応しているかチェック。

3. 現地のSIMカードに差し替える必要がある

SIMフリーかつ通信バンドに対応していれば、あとはカナダの通信会社のSIMカードを挿すだけでOKです。

現地でのSIMカード入手方法とおすすめブランド

カナダに到着してすぐスマホを使いたい場合、空港や街中の家電量販店でプリペイドSIMを入手できます。SIMカードは即日利用可能で、以下のブランドが特に人気です。

Public Mobile

月額$25〜と安価で、オンライン管理が可能。手軽さとコスパ重視の方におすすめ。

Fido

Rogersのサブブランドで、通信品質が高く、プロモーションも豊富。

Freedom Mobile

データ通信が多い人向け。都市部に強いが、地方ではカバー範囲が狭め。

契約時に必要なもの

• パスポートなどの本人確認書類

• クレジットカードまたはデビットカード

• SIMフリー端末

スマホを持ち込む際の注意点

日本のアプリ・サービスが一部使えなくなる可能性

一部の動画配信サービスや銀行アプリは、IPアドレス制限により海外からアクセスできないことがあります。VPNサービスを活用すれば、日本国内からアクセスしているように見せることができ、快適に利用できます。

充電器や電圧の違いに注意

カナダの電圧は110Vで日本とほぼ同じですが、プラグ形状が異なるため変換プラグが必要です。また、充電器は100〜240Vに対応している製品を使えばそのまま利用可能です。

LINEや電話番号の引き継ぎ

日本で使っていたLINEアカウントや電話番号は、SIMカードを差し替えても引き継げます。ただし、2段階認証などでSMSが必要な場合は、旧番号が使えなくなることに注意が必要です。

持ち込みが向いている人・向いていない人

タイプ持ち込みがおすすめ現地購入がおすすめ
留学生・ワーホリ◎ 慣れた端末を使いたい△ 故障時の対応が面倒
短期滞在(1ヶ月未満)◎ プリペイドSIMで十分△ 契約が割高になる場合も
長期移住者(2年以上)△ 長く使うなら現地で新調も◎ サポートが受けやすい

準備を整えて安心のカナダ生活を

日本のスマホをカナダで使うには、SIMロック解除・通信バンドの対応・現地SIMの利用がポイントです。これらを事前に確認しておくことで、現地到着後もスムーズにスマホが使え、生活立ち上げの不安を減らすことができます。

使い慣れたスマホで、日本との連絡もスムーズに行えるよう、準備は出発前にしっかりと済ませておきましょう。